tanojinの日記

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「めんつゆひとり飯」を読んで

ついに買う事が出来た。

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先週の朝日新聞の読書欄で見かけてからずっと気になっていたが、今日ようやく我らが広島にて発見&購入が出来た。長かった。地元の本屋に行き、大手の本屋で検索し、アニメイトを見て、それでも見つからない。ダメもとでメロンブックスに行ったら、最後の1冊(見本誌)があった。めちゃ嬉しかったです。探した甲斐があった。

 

本の内容は、めんつゆでご飯を楽に作ろうとする面堂露(独身)と、手の込んだ料理を作る十越いりこ(人妻)という二人が登場する四コマ漫画だ。料理を雑に作るor丁寧に作ることを対比させ、そこから登場人物たちの日常を引き出している。また、面堂の心には「心の十越さん」が住んでおり、十越の心には「心の面堂さん」が住んでいる。これがギャグ4コマ漫画としていい味を出しているが、ここまでで面白いのは次の点だ。

主人公の片方が既婚者であること。

女性2人が主人公の漫画で片方が人妻である作品は滅多に見ない、イメージがある。このジャンルで言うと、そもそも昨今は女子高生ブームなので結婚することはない。また、作品の途中または後日談で結婚することはあっても、最初から既婚者が出てくることはない。女性主人公2人ということで百合恋愛になることもある。他だとNTRとか。あとは実話をもとにした作品とかなら最初から既婚者が出ても不思議ではない。(※あくまで自分のイメージ)

念の為「四コマ漫画 既婚者」で検索したら、『未婚女子と既婚女子の本音が炸裂』と紹介された作品が出てきた。あるじゃん…と思ったが、少し違う。この作品はドロドロした現実の話を題材にしているが、「めんつゆひとり飯」はそんな暗い要素はない。創作ならではの「キレイな」世界の話だ。読んでいたら心が浄化される。

さらに、「めんつゆ」とタイトルにあるだけあって、作中で登場しためんつゆ料理のレシピが載っている。この漫画を買えば料理まで出来るようになっている。

面白いし料理のレパートリーも増える。そんな1冊だ。オススメなので、是非近所の本屋で探して欲しい。無かったらアマゾンで。