※メモを取ってないので記憶を頼りに書いてます。間違ってたらごめんなさい。
「チコちゃんに叱られる」の制作について話を聞いてきました。今年の6月くらいから?見始めて、今ではすっかりファンです。
話し手は番組責任者の西ケ谷プロデューサーでした。温和そうな、とても「ボーッと生きてんじゃねえよ」とは言いそうにない方でした。
講座は、コンセプトを話す→それが特に活かされた回を視聴→解説という流れでした。映像は昔のものが多かった為、どれも初めて見ました。一応挙げておくと、どっこいしょの意味について/サウスポーの語源について/電車の中ではなぜ眠くなるのか、です。
チコちゃんを作るコンセプトとして、ハッキリという(ここはもしかしたら間違って覚えてるかも)/嘘をつかない/少しでも分かりやすくかつ面白くする、というのがあるということです。どれもテレビ番組にとっては当たり前かもしれませんが。
補足しておくと、2番目の「嘘をつかない」は、分からないことは分からないというってやつです。先日の鏡についての話もそうでしたね。上記の中だと、サウスポーの話がこれにあたります。左利きの投手のことをサウスポーと言いますが、語源は不明です。サウス(南)ポー(手)ということで、球場の向きで考えた時に左手が南向きに当たるから…という説がありますが、これはアメリカの野球辞典に「この説は幻想である」と断言されているそうです。ボクシングが語源という説もありますが、ボクシング側も「野球のサウスポーからきてる」と主張しており、なんだかよく分からないことに。結果、「分かりません」。ここまでの内容を、担当の三日市ディレクターの苦悩と共に放送していました。この三日市ディレクターの様子がめちゃくちゃ面白かったです。
サウスポーの話になりましたが、とにかく、チコちゃんのコンセプトは上にあげた3つです。番組全体の特徴としては、突撃ロケを行ったり、チコちゃんの声を担当する木村祐一さんはアドリブが多かったり、木村さんのその声に合わせてチコちゃん(カメラの前で手足を動かす方)も動いている…など、「その場の空気に合わせて」作っているそうです。
あとはチコちゃんのデザイン。髪型や服装は昭和をイメージしているという話もあったのですが…ごめんなさい、なぜ昭和だったのかは忘れました。スタジオも昭和っぽくしているそうです。ミラーボールとか。
なお、「叱る」と「怒る」はNHKだと区別されており、「叱る」は相手のことを思って指摘する(だったはず…)ことですが、「怒る」ことは感情的な行為。そもそも、「ボーッと生きてんじゃねえよ」という言葉も、無知を叱るのではなくて、
会場からの質問では、「なぜチコちゃんは顔が大きくなるのか」とか「なぜキム兄が声を担当することになったのか」などが出てましたね。木村祐一さんが担当になった経緯は以下参照。
”コントの時代”を創った男が語る「日本テレビにあって、フジテレビにないもの」――2017 BEST5【エンタメ部門 4位】(2017年12月28日) - エキサイトニュース(6/16)
気になってたグッズ販売についても質問がありました。販売予定はあるとのことです。
最後に一つだけ自慢すると、「幻の問題」と呼ばれるまだ番組で扱っていない問題があるのですが、これチコり(正解)ました。やったぜ