2003年のドラマ「すいか」を全話ようやく見終わった。3ヶ月くらいかけて、かなりゆっくり見てた。
視聴のきっかけはあまちゃん?か何かのドラマで「すいかとかの流れがあって〜」的な一文を見てからだ。木皿泉のインタビューだったかもしれない。とにかく、かなり有名で、かつ自分に合ったそうなドラマということで見始めた。
ハピネス三茶という架空の下宿を舞台に、4人の女性たちの日常と心情の変化を書く物語。詳しくはwiki参照。
好きなドラマはある程度決まっていて、「出演者が(たぶん)自由に振る舞うことのできるドラマ」。その人が演じて自然な感じに見えるというか、まあそんなとこ。勇者ヨシヒコとかあんな自由な感じが好き。
基子さんの変に固いところとか、所々変な癖がある(500円貯金、せんべいの食べ方)とことか、キャラの作りがすごい上手いなって思う。パッとしない人だけど、よくよく観察すると面白い所があるってことだろうか。教授も読んでる漫画が20世紀少年だとか、ゆかちゃんの「ウッス!」とか。市川実日子は初めて見たのが「シン・ゴジラ」だったから、あの時とのギャップがまた良かった。
脇を固める人たちも良かった。小泉今日子を筆頭に、片桐はいり、もたいまさこ、高橋克実、白石加代子… ドラマはキャストで見る癖もあるから、好きな演者さんが出てくるとそれだけで嬉しい。白石加代子さんは「いだてん」にも出演されていて、登場するたびに笑ってます。
それから、エンディングも良かった。顔が左右に揺れるのは最初怖かったけど。
たぶんこのドラマについてはこれからも忘れることはないだろうなと思う。変わらないようでいて、どんどん変わっていってしまうあの感じとか。買い物メモとか。
すごいゆっくりでも、全話見て良かった。