久々に旅行してる気がする。
今回の目的はハガレン展と太宰府。本当は昨日にするつもりだったけど、ピカブイもあったし何となく気乗りしなかったので今日に変更。一人旅ってこういう時すごく楽。
鋼の錬金術師展
ハガレン展は小倉の「北九州市漫画ミュージアム」で開催している。小倉は昔から来た気がするけど、あまり覚えてない。小倉城に寄りたかったけど、時間の都合で今回は無し。
漫画ミュージアムと言うくらいだから、京都国際漫画ミュージアムみたいな博物館タイプだと思っていたら全然違った。「あるあるCity」というオタクビルの5・6階にある。この建物の開場が11時からで、自分が小倉に着いたのは10時30分。家でゆっくりしてきて逆に良かった。
普段ならアニメや漫画の原画展に行っても「こんな絵があったな」くらいにしか思わないが、今回のハガレン展は生原稿が出来るまでを展示している。セリフのトーンがコマの上に貼ってあり、キャラに重なる効果音は浮き上がるように展示されているので作業工程が分かる。重要なセリフはフォントも変えてあった。漫画を読んでた時には気付かなかったことも、今回の展示でようやく気付けた。
展示を見回っている間、ずっとエドの声がしていることが気になっていた。ちょっとうるさい。物語の終盤の一部分をリピートし続けていたので、展示の最後をアニメ形式で締めるつもりだという制作スタッフの意図を感じられる。期待せずにそれを見ると、アニメではなく原作のコマたちに声をつけたものだった。
ネタバレは防ぐが、そのわずか1分くらいの映像にハガレンの全てが込めてあった。
気持ち良く展示場を出て、グッズはパンフレットと画集を買った。ウサギのぬいぐるみは無かった。
常設展も見に行った。北九州市は松本零士を始めとする有名漫画家をたくさん排出しているらしく、それを記念するために「北九州市漫画ミュージアム」は出来たらしい。
↑キャプテンハーロック像。写真撮影可能
漫画も数多く置いてあり、寝転びながら読めるスペースもあった。今回は時間も少ないので「キャッツアイ」を一巻だけ読んだ。名作だけあってやっぱり面白い。
太宰府
小倉から太宰府までは少し迷った。
JRで二日市駅まで行き、それから太宰府天満宮まではバスで行く…というのが比較的安いプランだ。快速でも二日市駅までは1時間30分くらいかかる。古市憲寿さんの「平成くんさようなら」を持ってきてたので時間は潰せた。しかし、二日市駅についてからバス停がどうやっても見つからない。正確には西鉄二日市駅まで歩いてからバス停を探したのだが、ここだと思った場所でバスがなかなか来ない。しびれを切らして反対側のバス停に行くも、やっぱり違う。時間だけ浪費しており、雨も降りそうだったので、最終手段のタクシーを使った。
ネットでは1500円くらいかかると書いてあったので、バスよりも1,000円以上高くつく。しかもタクシーの運転手さんはついさっきまでタバコを吸ってたのを見ている。気落ちしつつタクシーに乗っていたら、太宰府駅の近くで「参道で降りられますか?」と声をかけられた。料金メーターは1,000円ちょっと。すぐに「はい」と答えて降ろしてもらった。想定より500円も安く済んだし、Suicaも使えた。たぶん本殿近くまでタクシーに乗ったら1500円くらいだったのだろう。
天満宮についてすぐに「二礼二拍手一礼」について調べた。やり方をちゃんと覚えていないので。
そもそもこれってなぜ行うんだろう。某5歳児なら絶対に聞いてくるし、答えられないと叱られてしまう。検索したら「GHQが広めた」とまず出てきた。占領政策の一環ということで、まあありそうな話ではあるが、個人ブログしかヒットしないのが気になるところ。
もう少し検索してみると興味深いまとめが出てきた。
面白い内容だけど、かなり難しい話になっていて理解出来ない部分も多いので、紹介だけ。
太宰府天満宮本殿や飛梅は写真も撮ったが、あまり書くこともないので割愛。本殿内に小さな池があり、その中に立派な鯉がたくさんいた。
↑写真中央の赤白黒が好き
珍しく子どもの鯉もいる池なので、太宰府に行った時は是非見て欲しい。
高橋紹運の墓
太宰府を見た後、高橋紹運の墓に向かったが…これは本当に大変だった。
なお、高橋紹運とは戦国時代の武将である。わずか700名余りの軍勢で数万の島津軍と戦い、1週間の抵抗の後に戦死した。島津軍はここで足止めを食らったことで豊臣軍の九州上陸を許してしまい、結果九州統一を断念することになる。ちなみに、息子は立花宗茂である。宗茂の妻が立花誾千代。戦国無双でお馴染み。
太宰府駅から墓まで徒歩で片道40分ほどかかる。しかも、城跡にあるので山の上だ。登りきった時は11月も後半だというのに汗をかいていた。
坂道を900m近く歩くことになった。辛い。
今年の大雨被害の後しばらくの間入山禁止だったとも聞く。それを思わせるかのように、舗装されていない道はまだぬかるみがあった。行きは辛く、帰りは怖い。攻め辛く守りやすい城ってこういうのをいうんだって実感できる。どうでもいいが、Twitterに載せれそうな風景を撮ったがために、知らず知らず回り道をしていた。あれは罠だったのだろうか…
↑墓のある広場。いきなり平地に着いたこともあって、雰囲気がガラリと変わった気がする
そしてついに到着。墓は昭和に建てられたもののはずだが、文字がかすれて読みづらくなっている。かろうじて名前を読み取れたくらいだ。お参りだけして終了。雨降られたら困るし。
↑高橋紹運の墓
帰宅
太宰府駅に帰り着いたのが17時15分ごろ。博多駅行きの最終バスが17時20分発車なのでちょうど良かった。博多駅ではクリスマス前という事でイルミネーションをしていた。キッシュとか美味しそうなものもたくさん売ってる。フリット(ピザ味)とかいう食べ物を買ってみた。諸事情あって、残念ながら焼き立ては食べられなかったが、ピザの具材とパンを揚げた油が合ってて美味しかった。
「クリスマスまであと43日です」というアナウンスが聞こえたが何のことやらさっぱり。そんなに大事か。
あとは通りもんを買ったり、新幹線で読むための本を買って終了。次に福岡に行くときは、また小倉に寄りたい。